定着率の計算方法

90日定着率は『ある期間に稼働を開始した人数のうち、90日後も稼働している人数÷同じ開始人数×100』で計算します。途中で入った人を母数へ混ぜないことが重要です。

例:4月開始10人の追跡表は横にスクロールできます →
指標人数
稼働開始10人100%
30日継続8人80%
90日継続6人60%

一緒に追う先行指標

90日後に結果を知るだけでは改善が遅れます。研修完了率、3日以内の面談実施率、質問への回答時間、欠勤、誤配、想定収入との差を週次で確認します。

  • 応募から稼働までの日数
  • 研修の未達項目
  • 初回報酬説明の完了
  • 30日以内の案件変更
  • 面談で出た未解決事項

拠点・案件・採用経路で分ける

全社平均が同じでも、一つの案件だけ離脱が多い場合があります。少人数では率が大きく振れるため、人数も併記し、単月で断定せず3か月以上の傾向を見ます。

数字を責める道具にしない

定着率を管理者の罰点にすると、無理に引き留めたり離脱理由を隠したりします。目的は、募集条件の不一致、教育不足、収支、現場関係のどれを直すか決めることです。

改善施策を一度に増やさない

定着率が低いと、面談、手当、研修、案件変更を同時に始めたくなります。しかし同時実施では、何が効いたか判断できません。まず離脱人数と理由が最も集中する一工程を選び、対象拠点、開始日、期待する変化を決めます。翌月の30日定着率と3か月後の90日定着率を追い、別の採用月と比較します。改善しない場合も記録を残し、条件を変えて再検証します。